
インプラント治療は、すでに世界的には標準治療となっております。現在では、歯があってほしいと思う部位にインプラントを入れたい。その部位に十分な骨量がなければ、骨を造成させインプラントをいれる。そうした、骨のマネジメントの良し悪しが主要なテーマになっております。
また、インプラントが長期に維持されることも、歯科経済性のうえで重要であることは、当然のことでしょう。そのためには、予後安定を目指す術式の実施や、その後の管理の質が重要になってきます。
私は、実母にもインプラント治療をおこないましたが、23年の間なんのトラブルもなく、他界いたしました。
最近、90歳の男性にもインプラントを植えました。今さら入れ歯はいやだという理由でした。
当クリニックの場合、全部ふくめて
41万円(大臼歯の場合)
そのなかには、冠、静脈鎮静法、PRP投薬、仮歯などがはいっています
【 私が考える指標 】
①資格や学歴に関係なく、
実践1000例以上
②サイナスリフト、即時ができる
③CT、マイオモニターの常備
④静脈鎮静法、PRPの実践
【 私が考える指標 】
①正確に形成(削る技術)、
印象(型どり)ができる
②咬合全体、かみあわせを治療対象にできる
【 私が考える指標 】
①効果のある管理方法を実践している
②炎症をおこした場合、対応策を複数持っている
③リカバリー手術経験がある
重度の歯周病。ほとんどの歯がグラグラと動く。上顎右側臼歯部は、サイナスリフトを行いインプラントを入れる。下顎は骨が十分保存されていた。
仕上げは、上下顎とも、ジルコニアセラミックのフルブリッジ
重度の歯周病。入れ歯をつかっていたが、鬱陶しくなった。残存している歯は、すべて抜歯した。
上顎左右両側とも、サイナスリフトを行う。仕上げは、メタルボンドのフルブリッジとなっている。
道具としてインプラントを利用し、総合的歯科技術を駆使すれば、
治療力は、単なる肩書きや経歴、設備では、測れません。実際の治療がすべてを語ります。
いろいろな「むずかしさ」があります。
骨の問題、全身状態の問題、かみあわせの問題、管理の問題、治療経済の問題などさまざまあります。
インプラント技術の問題では、以下が難しい技術にはいるでしょう。
上顎の場合、上顎洞という空洞があるため、インプラントを植えるには、骨量が少なすぎて不可能な場合があります。
そのような場合、その上顎洞の一部に骨移植を行い、インプラントを支える骨を造成する方法が「サイナスリフト」です。
現在ではインプラント治療を得意にしている歯科医なら、必須的手技といえるでしょう。
難度の高い手術ですが、当院では通常の手技となっています。しかしながら難度の高いという理由で、サイナスリフトを忌避する先生方がいます。
インプラントの信頼性が増せば増すほど、天然歯と同じように、負荷のかかる方向に正確にインプラントを埋入していこうというのが現在の考え方です。サイナスリフトより「簡易な便法」では強度のある骨体を作ることができません。
また、上顎洞を避けて、インプラントを傾斜させて埋入するなどは、あまりお勧めできる方法とは言えません。
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歯を抜いた後のCT写真です。インプラントは最低でも8ミリ程度骨内に埋入する必要がありますが、この写真ではインプラントを植えるための骨量は1ミリ程度しかありません。 |
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QBインプラント(日本製)のツータイプの写真です。メーカーの写真を転写しました。この写真ではアバットメント(歯冠部分)がねじ込まれていますが、手術の時は歯根部分だけが骨内に埋入されます。 従ってインプラントは粘膜から顔を出していない訳です。インプラント体と骨と結合後、被っていた粘膜を一部除去し、アバットメント(歯冠部分)がねじ込まれ、アバットメントが粘膜から突き出ることになります。そこに冠を被せて、咬めるようになる訳です。 |
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インプラントを入れ、サイナスリフトを行なったCT写真です。ブツブツした感じのものは人工骨です。人工骨とPRPさらには患者様自身の骨を混ぜたものを上顎洞の中に入れ、インプラントにしっかりと絡ませます。 |
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特殊なソフトでCT画像を展開した写真です。白い所は金属、オレンジと黒点が混じっている部分は空洞です。つまり上顎洞です。ブルーの部分は硬い骨です。インプラント体に絡まっていた軟弱な骨が硬い骨となってインプラントと結合し、しっかり周りを取り囲んいる所がよくわかります。 |
今時の歯医者さんならたいていどこでも、看板には「インプラント」が掲げられています。
その看板を見る限り、どこの先生でもインプラントができることになります。
患者さんに「インプラントという方法もありますが」とお聞ききしますと、「怖い」答える方が結構います。
「お友達にもインプラントをやった人がいますが、うまくいってない人もいらっしゃるので」と理由をあげられます。
さらには、マスコミなどでインプラント失敗例が大々的に報じられたりすると、一層の恐怖心があおられてしまいます。このように、現在の日本のインプラント事情は決して明るいものではありません。
マスコミが指摘しているように、歯科医師の技術や治療者としての倫理に問題があることも事実だと思います。
信頼にたる技術を持つ学会認定医をという意見もありますが、それとてわずか数十例を基準にして評価されるだけで、かなり難しいインプラントや上下顎の全顎的再構築といった技術をカバーするものでは全然ありません。
また、インプラントは長期間もてばもつほど、意味ある治療となるわけですから、患者さんとの良好な関係を長く築いていくという治療者のハートも重要です。
そうした意味で問題のある治療者がいることは事実でありましょう。しかしながら、患者さんの側には問題がないのかと言えば、そんなことはありません。
インプラントは痛い・高い・怖いを乗り越えて、このような感情的決断をすることは大変いいことなのですが、ただ残念なことに、この傾向の強い患者さんの中には、どちらかと言えば感動のない術後の予防ケアーに熱意をそそげない方がいらっしゃいます。
今ぜんぜん大丈夫だから少しさぼってもいいかといった調子で、来なくなってしまうのです。
しかし、インプラントの真価は、長くもつというところあります。
長くもたせるためには、この予防ケアーが欠かせないことを、皮膚感覚でわかっていただきたいところです。
お金をだせば、それだけいいものが得られ、保証期間がある。
一見大変合理的なように思えますが、このことを歯科治療にあてはめるのは間違いだと思います。
歯科治療には、セラミックや金属など命のないものが使われます。
しかしそれらが使われる場は、生きている象牙質であったり、骨の中であったり、生きている肉(粘膜)に接触していたりと、刻々と変化する「いきもの」そのものであり、歯科材料はその生き物に支配されているのです。
さらに、歳を重ねるに従って、顎の関節も丸くなり、筋力のバランスも変わります。
時は偉大な芸術家であり、もとの水にあらじなのです。
だから、保証などできないものを保証するというのは単なる営業戦略にすぎないのではないかと思うのですがいかがでしょうか。
インプラントを埋入することに、患者さんが多いに悩み、その悩んだことを本当の意味で無駄にさせないためにも、その後の予防健診に、もっと多くの関心と努力を払っていただきたいと強調してやみません。
診断検査 | CT撮影(片顎) | 4,000円 | |
シミュレーション | 15,000円 | ||
病態写真 | |||
模型 | |||
血液検査 | |||
静脈鎮静法+PRP法 | 30,000円 | ||
インプラント+手術費(埋入+PRP+静脈鎮静法を含む) | 215,000円 | ||
インプラント+手術費(日本製AQBツウパート埋入+PRP+静脈鎮静法を含む) | 285,000円 | ||
上部構造※ | |||
内冠・形成費 | 15,000円 | ||
冠(かぶせるもの) | |||
前歯の場合(メタルボンド) | 100,000円 | ||
臼歯の場合(金属冠) | 50,000円 |
※はインプラントの本数によって加算されます。
当クリニックでは、主にワンパートインプラントを用いて費用負担の軽減をはかっています。
(ツーパートインプラントは別途費用がかります。)
骨造成、サイナスリフト、骨移植などは別途治療費がかかります。
〒108-0071 港区白金台5-15-2 1F
TEL:03-6277-3050
院長 増田信義
保険医療機関
※駐車場あります
・東京メトロ 南北線・都営三田線「白金台駅」より徒歩約3分
・JR山の手線「目黒駅」より徒歩約12分
診 療 時 間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
09:30~13:00 | remove | remove | |||||
14:30~18:30 | remove | ▲ | remove | ||||
▲土曜日は17:00まで。 休診日:水曜、日曜、祝日 |
〒108-0071 港区白金台5-15-2 1F
TEL:03-6277-3050
院長 増田信義
保険医療機関
※駐車場あります
・東京メトロ 南北線・都営三田線「白金台駅」より徒歩約3分
・JR山の手線「目黒駅」より徒歩約12分
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14:30~18:30 | ![]() |
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※土曜日午後の診療は、14:30~17:00までとなります。
・休診日:水曜、日曜、祝日