がんこな口臭 「舌マウスクリーン」

口臭の原因が、主に口のなかの細菌によっておこることは、最近だいぶ知られるようになりました。

それでは細菌がどこにいるのかと言えば、歯の表面、歯肉溝(ポケット)そして舌表面にいます。

歯の清掃のしかたについては、さかんにテレビCMで流されるので、周知のことでしょう。問題点もあります。個人個人それぞれ条件が違うので、CMの通りにやってもうまくいかないということです。第一CMは、簡単なところしか磨いていません。

歯の裏側や、歯肉が退縮した歯や、歯並びが悪い部分などは、歯医者のところに行って、教えてもらうことになります。そういう部位からむし歯や歯周病が悪化していくわけですから、教えられたことを誠実に励行すれば、歯の清掃は完璧ということになります。

しかし、現実はそうはなりません。できなかったことに気づき、努力してできるようになるのは、まれでしょう。実に悲観的な結論ですが、それが人です。部屋をかつずけられない人が、かたずけられるようになるのは、まれでしょう。約束の時間を守れない人が時間厳守になった例を私は知りません。

自分の傾向を知り、自分ではコントロール不十分と思われる領域を、プロの手を借りて充足させるという生活スタイルは、豊かになった現代の文化とも言えるでしょう。例えば、やせるためのスポーツクラブ、さまざまなエステ、家庭教師などがあるでしょう。そこには、その人なりの高い価値観と、経済的豊かさがリンクしていなければなりません。

口臭をなんとかしなければならない。そうしないと多くのものを失うかも知れない。口臭に関する知識と、それに従った実践を自分なりに行ったが、はかばかしくない。そんな方に当クリニックが推奨する「舌のマウスクリーン」を試していただきたい。

まずは写真を見てください。

術前の写真は、舌表面が白っぽく見えます。舌表面には舌乳頭がびっしりと覆っています。それが舌の表面をやわらかくざらつかせているのです。白く見えるのは、乳頭と乳頭の間に浸透するように、細菌によって作られたプラークがへばりついているからです。これを「舌苔(ぜったい)」と言います。

これをどうやってとるのでしょう。一般的には歯ブラシでとります。ただ、力を入れすぎると、味を感じる器官「味蕾(みらい)を壊してしまいます。

写真の患者さんもそうですが、すでに、習慣的に舌をみがいています。それなのに、口臭がするのです。

当クリニックの「舌のマウスクリーン」後の写真を見てください。

舌から白さが消え、本来の健康な赤い舌になりました。

舌のマウスクリーンは、主にジェット水流による清掃と、レーザー消毒です。これにより、2~3週間は口臭が改善します。

治療費 舌マウスクリーン     10,000円(税込み)

同時に歯のマウスクリーン(6,000円)行うようおすすめいたします。

 

 

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